“Patterned Sculpture” 中谷徹+MK
大量生産、大量消費の社会において、役割を果たした日常用品が毎日何千トン(日本では)と、埋立地やゴミ処理場へと運び込まれている。
中でもプラスチックや発泡スチロールなどの、いわゆる「使い捨て容器」の「意味するもの」に興味を持ち収集してきた。中身を使い切ればゴミとなってしまう運命だが、これらの容器のデザイン(形、機能)はそれぞれ工業デザイナーたちの苦心の賜物である。
そこで、容器に閉じ込められた空間を形として保存することにした。方法としては、容器を雌型として紙粘土を詰め込みかたどる。それらを組み合わせてゴミの山の一部を再現した。
さらに「ゴミ」の表面には、その対極にあると思われるイメージ―既に市場で認められているブランドのロゴマークやパターン―を描き、付加価値を高めることにした。その結果、形が持つ容器としての本来の意味が覆い隠され、「鑑賞」の対象へと変貌することになる。

アトリエで組み立てられるのを待つ「トラッシュ」
8月18日(月)から、東京の小野画廊・京橋で「ブランド☆トラッシュ」中谷徹+MK展が始まります。